幼稚園は子どもにとって初めての社会生活の場ですよね。
そんなとき、ふと疑問に感じませんか?
幼稚園って平仮名を書けないといけないのか、どうかということです。
私が幼稚園教諭として働いていた時も、何度か平仮名について相談を受けました。
今回は、そんな幼稚園生の平仮名事情について話をしていきたいと思います。
なぜ親は平仮名にこだわる?
幼稚園に子どもが通い始めると、友だちから折り紙で作ったものや、手紙を持って帰ってきたりしませんか?
そうなのです!その手紙を親は見て、平仮名について色々と焦り始めるのです。
そんな焦りながら相談に来ていたのは、ほとんどが女の子のお母さんでした。
なぜなら、手紙を書くのってほとんどが女の子なのですよね。
だから、受け取る側も必然的に女の子である場合が多いからです。
そして、必ず相談される内容は「平仮名を書く練習をした方が良いですか?」というものでした。
やはり、親としては同じ年齢の子どもが字を上手に書けていたら、うちの子は大丈夫かしらと思ってしまいますよね?
平仮名をわざわざ教える必要はない!
私は相談を受けた際はきまって「わざわざ教える必要はない」と答えていました。
なぜなら、小学校に入学するときちんと平仮名を習う時間というものがあるからです。
実際、学習中心の幼稚園に通っている子どもと、そうでない幼稚園に通っている子どもを比べた時に、学習中心ではなかった子どもたちの方が、小学校に入学してから学習に対してとても新鮮さを感じて、一気に伸びるということがあります。
もちろん、お手紙を通して「私も平仮名が書けるようになりたい」と子ども自身が興味をもったのであれば、親はその子どもの意思を尊重して、全力でサポートしなければなりません。
けれど、そうでない場合は無理に教えこまなくても大丈夫です。
まとめ 平仮名は心配しなくても身に付く!
幼稚園に通う子どもの平仮名事情についてご紹介しました。
- ・親は子どもの平仮名習得時期で悩むもの
- ・平仮名に興味を持ちはじめているなら親は全力でサポートする
- ・平仮名にまだ興味がないなら、無理に教えこむ必要はない
もし、子どもが幼稚園から帰ってきた時に、リュックの中にお友だちからの手紙が入っていたとしても決して焦らないでくださいね。
まずは、子どもの平仮名への興味の度合いを見るようにしてください。
そして、今回紹介したことを、是非参考にしながら、子どもと関わって行ってくださいね。