【子どもの高熱】インフルエンザ脳症に注意!徴候を見分けるコツ




冬に近づくにつれて心配になるのが、子どものインフルエンザですよね。

 

毎年恒例のインフルエンザの予防接種。

子どもがいる家庭では、もう冬の風物詩のようなものですよね。

 

毎年、学校を学年閉鎖や学級閉鎖にさせるほど猛威を奮っているインフルエンザ。

後遺症があるということを知っていますか?

 

今回はそんなインフルエンザの後遺症について話をしていきたいと思います。

 

インフルエンザ脳症とは?

 

インフルエンザ脳症とは、

主に子どもがインフルエンザにかかったときに発病する重い合併症のことです。

 

毎年のインフルエンザ流行時に、

全国で約100~300人の子どもがインフルエンザ脳症を発病しているといわれています。

 

~特徴~

  • 主に6才以下の子どもが発症することが多い。
  • インフルエンザの発熱から数時間~1日と短い時間に神経症状が出る
  • 30%が亡くなる、25%が後遺症を残す
  • 後遺症なく回復するのは4割程度

 

ということで非常に恐い病気です。

 

 

インフルエンザ脳症の症状とは?

けいれん・意味不明な言動・意識障害

ただ、普段の熱でうなされた場合の症状と区別がなかなか難しいので、

 

以下の症状が見られた場合は

脳症の前触れである可能性も念頭においておくことも大切です。

 

<意識障害>

・「呼びかけに応じない」などといった意識レベルの低下

 

すぐ救急車を呼びましょう。

 

<けいれん>

けいれんとは、筋肉が急激に自分の意志とは関係なく収縮する発作のことで、全身または一部の筋肉に起こります。

・けいれん発作が30分以上持続する
・けいれん発作を繰り返し30分以上意識が完全に回復しない

 

<嘔吐>

二次感染の危険もありますので、しっかり塩素で消毒しましょう。

その後、病院へ。

 

<精神症状(興奮や不明な言動など)>

・映像的な幻視・幻覚的訴え

・おびえ・恐怖感の訴え

・怒ったり、泣き出したり、にやりと笑ったりする

・食べ物とそうでない物が区別できなくなる

 

子どもはタミフル飲まないはずなので、精神症状出たら、要注意です。

(高熱だと不安でそうなりますが。子供が冷静かどうか、がポイント)

 

熱性けいれんとの見分け方が難しい!

インフルエンザ脳症以外の場合おいても、高熱のためにけいれんを起こすことがあります。

これは「熱性けいれん」と呼ばれるものであり、後遺症などの心配はありません。

 

熱が高いときには急に部屋を走り回ったり、
うわごとを言ったりするなどの異常な言動は起きやすい

なので、脳症との見分けはなかなか難しいものです。

 

ただし、熱が高いからといって強い解熱剤を服用させることは、

インフルエンザ脳症の予後を悪化させてしまうことがあります。

 

というのも、解熱剤はウイルスの味方をするものです。

(高熱でウイルスと戦っているのに熱を下げてしまうから)

 

なので、高熱時以外はできるだけ飲まない。(38度台前半なら基本不要)

医師の指示がないものは使わないようにしましょう。

 

インフルエンザ脳症の原因は何なのか?

インフルエンザ脳症の原因は、インフルエンザウィルスにより脳が炎症を起こすものということは分かっていますが、

それ以上の詳しい原因はわかっていません。

 

ただ、インフルエンザ脳症は、欧米ではあまり見られてなく、

日本をはじめ東アジア特有な疾患です。

 

このことから、

幼児期に起きやすい
人種で起こりやすい

ということは明らかになってきました。

 

また、初めてインフルエンザに感染した時に、

ある種の解熱剤を服用することでインフルエンザ脳症の死亡率が上がる

ということも少しずつ分かってきました。

 

 

インフルエンザ脳症は、まだまだ詳しい原因が分からない

それだけに本当に怖い病気ですよね。

インフルエンザ脳症の後遺症とは?

インフルエンザ脳症の後遺症は、精神面、運動面において以下の後遺症が残ると言われています。

  • ・知能低下
  • ・高次脳機能障害
  • ・運動麻痺
  • ・てんかん
  • ・呼吸障害
  • ・循環障害
  • ・自律神経障害
  • ・認知障害

これらの症状には、個人差があります。

が、リハビリなどの治療を実践することで、症状が緩和されていきます。

 

インフルエンザ脳症の後遺症がでる確率とは?

最近では医療技術が発達してきているので、

インフルエンザ脳症による後遺症が残ってしまったり、死亡する確率は下がりつつあります。

 

でも後遺症が残ったり死亡したりする確率は正直気になりますよね。

・後遺症は25%程度
・死亡率は15%程度

 

上記のように、いまだに後遺症が残ってしまは確率は4人に1人という決して低くはないものです。

ただ、あくまでも統計上の確率なので、この確率が絶対ではありません。

 

インフルエンザ脳症の後遺症は大人にもでる?

インフルエンザ脳症は主に1~5才の幼児が罹患しますが、

まれに大人でも発症し死亡例もあります。

 

症状においても、大人も子どもと同じようにけいれんや意識障害が起きます。

 

そして大人の場合は

  • 医師の判断ない上での解熱鎮痛剤の服用
  • 糖尿病や心不全の持病がある

発症の危険性が上がるので注意してください。

 

まとめ

  • ・インフルエンザ脳症とは、インフルエンザに罹った時に発病する思い合併症のこと
  • ・症状は意識障害が出る
  • ・熱性けいれんとの区別が難しい
  • ・原因は分かっていない
  • ・特効薬は無し
  • ・後遺症が残る場合がある
  • ・インフルエンザ脳症は大人でも発症する

 

インフルエンザが怖いものという意識は、この脳症があるからだと思います。

インフルエンザ脳症は、インフルエンザが引き金になります。

 

なので、インフルエンザ脳症にならないためには予防接種をうつ

などしっかりと予防をしておくことが大切になってきます。

 

ただ、インフルエンザワクチンを接種しても絶対に感染しないかといえば、そうではありません。

ただ、重症化になることを防ぐことはできます。

 

そして、子どもが熱を出した時に『いつもと違うと』感じる場合は、
すぐに専門医(小児科)を受診することが大切です。

ただしインフルエンザの場合は症状が出てから12~24時間以上たってからの診察でないと

検査を受けても陽性反応が出ません。なので注意をしてください。

 

また市販の解熱剤には、インフルエンザ脳症を引き起こしたり重症化させる

というデータもあります。

慌てて市販の解熱鎮痛剤を服用させない事も大切です。

 

まずは流行時期には必ずマスク着用を心がける。

手洗いうがいを徹底する。

 

こんな基本の生活で、インフルエンザにかからない生活を心がけていく事が大切になります。

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